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【童帝は】黄金のジノ6【不運と踊る】


[714]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/06/23(木) 05:03:35 ID:???
E 優しいんだな。

松山「…スミシーは、優しいんだな。」
スミシー「………は?」
松山の声に、スミシーは意味がわからないとばかりに手を広げる。
スミシー「優しい、優しくないという以前の話だろ。
ムカつかねぇか?例えば、リオみてぇなヤツや、ヒカルみてぇなヤツが、謂われない事言われて、変に差別されんのって。
俺は、てめえのケツも拭けねぇくせして、デケェ面するヤツが、大ッ嫌いなんだよ!」
スミシーは、ここまで言うと一息ついた。
スミシー「アヤックスの、あのお山の大将……クライフォートか。あいつみてぇに、つるまねぇと何も出来ねぇヤツも、嫌いだけどな。
あいつ、最悪だったぜ?リオに悪質なチャージしやがってよ。」
松山「クライフォートが?」
スミシー「ああ。ムカついたから、試合終わる前にバックチャージかましてやったんだが、あいつ、泣きそうなツラして逃げやがった。
………試合の後に、俺が何故かあっちのキャプテンに怒られたけどな。」
松山「…………わけがわからない。あれだけ強気なプレイをするヤツが?」
スミシー「知らねぇよ。次も潰す。そんだけだ。」
松山「………………」
スミシー「そろそろ本戦だな。活躍期待してるぜ、ヒカル。」
松山「……ああ。ベストを尽くすよ。」

…………スミシーは、かなり好き嫌いの激しいタイプのようだ。
松山「(しかし、わからんなぁ。あんな優しいヤツもいないのに。)」
………不良は、身内と思う人間には優しい。根本的に、それを理解していない松山であった……。


0ch BBS 2007-01-24