【皇帝の】キャプテン森崎42【逆襲】

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【皇帝の】キャプテン森崎42【逆襲】

[183]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/06/24(金) 00:52:33.00 ID:Hiz9ZdGP
そして全日本ユースの選手たちはもとより、ドイツユースの選手たちまで驚愕に顔を引きつらせる。
それ程までにミューラーのこのプレイがもたらした衝撃は大きかった。

だがこの”雷鳴”は一人の選手の内面にとある変化ももたらした。

翼「（…これで二人目だ。森崎だけじゃなくミューラーもサイクロンを防いでみせた）」

それは翼だった。彼も勿論ミューラーの荒業にショックを受けていたが、
それと同時にサイクロンが完璧に防がれた事に関して心が揺さぶられたのだった。

翼「（俺がサイクロンを使いこなしていないから？…違う。
サイクロンとは言え、必ず決まる物ではないから？…これも本質とは違う。
何の事はない。ゴールを絶対に奪えないキーパーがいない様に、
必ず決まるシュートも無い。上には上がいる…ただそれだけの事だ！）」

以前の彼なら打ちのめされていたかも知れないこの衝撃は今、彼の中の何かを強くしようとしていた。

翼「（上…サイクロンの上。サイクロンを超えるサイクロン…！）」

＊翼にフラグＣが立ちました。

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