【皇帝の】キャプテン森崎42【逆襲】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

【皇帝の】キャプテン森崎42【逆襲】

[591]2 ◆vD5srW.8hU ：2011/10/13(木) 00:53:02.14 ID:M1ROQRJH
>Ｄ　「決勝戦まで上がってこいよ。そうすれば今度は引き分けはないぜ」

森崎はニヤッと笑って言った。

シュナイダー「お互い考える事は同じだな」

シュナイダーも僅かに口の端を上げた。

二人とも納得していなかった。もっとやりたかった。延長戦が無い事が残念だった。

森崎「（不思議とコイツはからかったりおちょくったりする気が起きないんだよなあ…そういうネタが全然無いからだろうか？）」

シュナイダー「（もっと熱くなりたい。もっと燃え上がりたい。俺の全力を持ってしても勝った事が無い相手と戦って！）」

森崎「とりあえずユニフォーム交換でもしとくか？確か俺たちがワールドユースに出場したら、って約束だったよな？」

シュナイダー「確かにな…だが、引き分けの後だとどうにも気が乗らんな」

森崎「そうだな。それじゃ決勝戦で決着をつけた後に今度こそ交換しようぜ」

シュナイダー「ああ。ではさらばだ。また会おう」

森崎有三。カール・ハインツ・シュナイダー。生涯を通じて何度も巡り合う運命の二人は
この日次の再戦を心待ちにしながら背を向け合い踵を返した。新たな戦場に向かう為に。

彼らがユニフォームを交換出来るのはもう少し後の話になる。

前次写