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キャプテンブライト7


[515]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/06/26(日) 01:48:54 ID:Icpwt3vQ
灯里「では僭越ながら。まずこれが、回転をかけて曲げるヤツです」

 のんびり、おっとり、という感じの口調なのだが。実際は物凄いことになっている。
 回転をかけたボールを前に蹴りだすと、落下地点から彼女の足元に戻ってくるのだが…そこの地面が、えぐれていた。

糸色望「ボールからヒュンヒュンって音がするんですが…」
アムロ「良かった、音が聞こえるの僕だけじゃなかったんだ」

灯里「まずこれは純粋な回転だけで曲げて、戻してます。私、気合いは入れてません」
桜子「それは逆に、むしろ凄いことなのでは…」

灯里「じゃあ今度は気合いだけで行きますね。んー。むー。うー」
糸色望「(そうは見えないですけど。気合い、入れてるんですよね…)」

 皆の心配は、杞憂だった。灯里が軽く蹴ったボールが、気合いだけで戻ってきたのだ。

灯里「できたッ。でーきまーしたー☆」
アムロ「いや、露骨すぎでしょ…」
メカ沢「もはや、気合いってレベルじゃないぜ」

 しかしそれでも、なんとなく、場の雰囲気は明るいままだった。
 ちょっとイタズラして怒られちゃった、ぐらいの感覚だったのだ。…灯里の次の言葉までは。
灯里「じゃ、次、混ぜ合わせてみまーす」


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