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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】


[180]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/01(水) 03:16:42 ID:???
ボッシ「……ごめんよ、コイシ」
ベルジェル「(……ピエールもナポレオンも、誰も俺たちを責めなかったのに……コイシ……)」

ボッシ達への叱責は、つまる所は彼らへの期待の裏返しである。
凶暴ですぐ頭に血が上る事に定評のあるナポレオンが、彼らに叱責をしない事のは、即ち彼らにそこまで過大な期待はしていないから。
だが、こいしだけは違った――こいしだけは、彼らを信頼し、期待していた。
その事実は……今日の試合で勇気を持てず、プレイが出来なかった彼らには余りにも重いプレッシャーで……。
しかし、それと同時に、生まれて初めて感じる、誰かに頼られる事の嬉しさもまた彼らは感じていた。

さとり「………………」

そして、古明地さとりはといえば……いい加減、腹に溜まっていたものを吐き出し少しは楽になったのか。
涙をぬぐいながら、一同を見回すこいしを驚きのまなざしで見つめていた。
第三の瞳を閉じ、他者と関わる事を極度に嫌って生きてきていたこいし。
そのこいしが、誰かの為に――姉である自分ではない、ましてやペット達でもない、完全なる第三者の為に涙を流している。
それはこいしがかつてとは違うこいしである事を意味しており、つまりは成長をしているという事を現していた。

さとり「(こいしは……強い。 本当に、強い……。 私よりも、ずっとずっと……)」


0ch BBS 2007-01-24