※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】


[934]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/07/04(月) 23:39:59 ID:???
ヘルナンデス「それと、相手の19番(リグル)にパスやポストプレイは無いから警戒をしなくていい」
バサレロ「!? ど、どうしてわかるんだ……?」
ヘルナンデス「何、簡単な事さ。 彼女はどうやら自尊心が異常に高いようだからね。
       ソリマチに撃たせなければ問題ないと言っておけば……さぞや今頃、頭がカッカしているだろうさ。
       もう自分がゴールを決める事しか頭にないよ」
映姫「なるほど……そういう意図でのあの発言でしたか」

相手選手の前で、事実上の敗北宣言をするというのは、自チームの士気を下げ、相手チームの士気を上げる……。
メリットは無くデメリットだけがある、最悪の行動である。
しかし、視点を変え、状況が変わればその行動にもまた意味が出てくる。
ヘルナンデスはそのことに気づき、咄嗟にそれを行動に移した。
これでゴール前での不安要素が、1つだけではあるが、消えたと言ってもいいだろう。

ヘルナンデス「あと、あのサイドハーフにはシュートが無い筈だ。 次に来た時はクリアーでなくコースを塞ぐ事に専念しよう」
バサレロ「わかった!」
映姫「(嘘も方便……ふむ、白です。 そしてまた、反町一樹君も白。 そう、力を持つ者は振る舞い方も気を付けなければならない。
    今までの彼はどうにも力と精神が不釣り合いでしたが……今ならば十分白と言えますね)」

リグル「(くそっ! くそっ!! インチキしてる癖に私を無視してッ!!
     絶対に私が決めてほえ面かかせてやるんだ! 反町も2点取って満足しただろうし、エースが無得点のまま終われないよ!!)」

そして、幻想郷陣営では――ヘルナンデスの目論見通りの事態となっていた。
ヘルナンデスに暗に自分は怖くないと言われた事もあってか、リグルの怒りは有頂天に達しており。
ぷんすかと怒りながら、試合開始の笛を心待ちにしている。
その心中にはただゴールを決めてエースとしての意地と誇りを見せてやろうという信念と、無視された怒りがあるのみであったのだが……。


0ch BBS 2007-01-24