※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【さらば】キャプテンEDIT34【氷潤】


[842]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:53:36 ID:???
神奈子「……いよっし! 決まったわ!」

着地した神奈子が天高く拳を突き上げるのと同時に、

――ピィイイイイイイイイイイっ!
――ピッ、ピッ、ピィイイイイイイっ!

ゴールと前半の終了を告げるホイッスルが鳴らされるのであった。

実況「ご、ご、ご、ゴールっ! 赤口中、前半最後に1点を返しましたっ!
東風谷くんが終了間際の土壇場で蹴り出した、アメフトで言うヘイルメリーのようなロングボール!
これを八坂くんが豪快なオーバーヘッドで鳴紋ゴールに叩き込んだのです!
守備陣五人を根こそぎ吹き飛ばすという、鳴紋中のお株を奪うような得点劇ィ!
これで3−1! まだまだ差はありますが、これで後半戦、試合の行方が分からなくなってまいりました!」

観客「ま、マジかよ?」「前半だけで4点差になりそうな場面が、逆に2点差に……」「それより今のシュート凄ェ!」
「大前がいつもやってるような形を、そっくりやられたみたいだ」「お、女のシュートじゃねえ……」

どよめきが場内を支配する。万年一回戦敗退の赤口中が、あの鳴紋からついに1点を奪ったのである。
それも文句のつけようも無い真正面から。なまじ豪快な得点劇を見慣れている分、衝撃は大きかった。

やす子「うっそー……今のシュート、間違いなく全国でも有数のレベルだわ。こんなのが女子、それも赤口中に埋もれてたなんて」

菱野「大技である分、消耗も大きいと思いますが……こちらが強いられた痛手も相当ですわね」

危惧を孕んだ菱野の視線。その先にはポストに寄り掛かって置き上がる渡会がいた。

渡会「ちっ、畜生……まさか、県大会で正面から必殺セーブをぶち破られるとは」

ボールの直撃した胸をさすりながら、息を整える。消耗の大きいアサルトキャッチを遣わされた挙句、吹き飛ばされたのだ。
ハーフタイムの回復もあるので今すぐどうこうなる訳ではないが、今後は抑え気味なプレイを強いられるだろう。


0ch BBS 2007-01-24