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【2年目に】城山正の挑戦22【続く】


[142]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/07/06(水) 01:52:11 ID:WYgHOIOk
馬鹿師弟の復帰と岡部のボール回収を待って、紅白戦は御開きとなる。

山森「あちゃー。間に合わなかったかー」
瀬名「おまたせー。どっちが勝ったのー?」
師匠「おう。2人ともやっときたか。0−0で終わったよ」
山森「そうですか。ちぇー。せっかく飯塚先輩と勝負できると思ったのになー」
飯塚「またSCに顔出すこともあるだろうから、そんときにでもな」
瀬名「あ。糸井先輩にはコレ。どうぞ〜」

抱えてきていたサッカーボールを糸井に手渡す。
見ればボールには色とりどりのペンで寄せ書きが書かれている。

『奈良でもサッカーやれよ』『スタミナつけろよ』『全中であおうぜ』『御世話になりました』『あのヘディング忘れません』
『生身の女もいいもんだぜ?』『おいしー鹿煎餅屋さんを教えてくださいね』

等々。
呼んでいると視界が潤み、皆に見せられない顔になってしまうので、糸井は顔を上げた。
見れば山森と瀬名の後ろに両親が立っているのが見えた。どうやら出発の時間が来たらしい。

糸井「……みんなありがとう。オレ……奈良へ行っても忘れないよ」
師匠「おう。オレ達もだ」

バシバシと背中を叩く師匠。それに押されて数歩、歩み出ると振り返り。

糸井「みんな。また会おうな!」

それだけ言うと寄せ書きのボールを抱えて糸井は両親の元へ走り出した。
そして残ったSCはは見えなくなるまで糸井の背中を見送った。



0ch BBS 2007-01-24