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【2年目に】城山正の挑戦22【続く】
[270]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2011/07/19(火) 01:00:20 ID:aHjVWldA
岡部「どうしよう。私これからずっと薬指の方が長いまま生きていかなきゃいけないの?」
飯尾「……辛いよね。わかるよミキちゃん。でも大丈夫。薬指の方が長いのはミキちゃんだけじゃないから」
そういって岡部の手を取り自分の手を重ねる飯尾。
確かに飯尾の手も薬指の方が長い。
岡部「……蓮ちゃん……っ!」
飯尾「……ミキちゃん!2人で薬指の方が長い十字架を背負って生きていこうねっ!」
ひしっと抱き合う2人。
美津乃「……いつもあんな感じなの?」
松下「……はぁはぁ。あんな感じれふ……」
既に抵抗する気力もなくなりぐったりした松下がろれつの回らない口調で答える。
11歳には強すぎた刺激だったようだ。
美津乃「……私も薬指の方が長いけど、十字架背負わないとダメ?」
松下「……背負いたければ。どうせ明日には忘れちゃってますから」
美津乃「ふぅん」
これがこの3人のいつも、なんだろう。それならば部外者である自分が口を挟むことでもない。
窓の外では野球部が練習を終えトンボがけを始めている。
美津乃「ふんじゃ、岡部ちゃんも大丈夫そうだし、私はコレで帰るね。
あ、コレ、約束のアメちゃん。3人でわけて。先生にはないしょだよ」
松下の手に3粒のアメちゃんを渡すと、片目をつぶってみせる。
美津乃「さーて、帰って売り子するかぁ」
さらに2ミリ縮んでしまった身体を伸ばしながら美津乃は保健室を後にした。
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0ch BBS 2007-01-24