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【2年目に】城山正の挑戦22【続く】


[459]城山正@給料泥棒:2011/08/28(日) 18:19:17 ID:2hPxdcyQ
城山「取れたっ!!」

城山の叫びと共に美津乃も胸の圧迫感から解放される。

美津乃「…………?」

なぜ背中に入り込んだブロブを取ってもらって、胸に開放感があるのだろう。
しばし逡巡の後、右手を背中に差し込んでみる。その瞬間に美津乃は“ナニ”が取れたのか。
初めからブロブなど背中に入り込んでいなかったのだ。
入り込んでいたのは、状況を鑑みることができない阿呆の邪まな手だったのだ。
ホックの両端をつかむと素早く元通り留め直す。収まりがいいようにもう少し調整したいところだが、
それよりも先にやることが、やるべきことがある。

美津乃「……し〜ろ〜ちゃ〜ん〜〜?」
城山「……ん!?」

地獄の底から響いてくるような美津乃の声に城山が硬直する。しまった、やっぱりやりすぎたか。
後悔したときにはもう遅かった。

城山「いや、ホラ、取ってって言ったから……」
美津乃「誰も外して、とは言ってない」
城山「べ、別につけててもつけてなくてもかわらな……」
美津乃「――――っっ!!」

取りつくろうどころか自ら傷口を広げ、火に油を注ぎ盛大に燃え上がらせる。
怒声すら発せず美津乃は拳を振るう。それをよける術を城山は持たなかった。
地獄の業火が鎮火するには未だしばらく時間がかかりそうだった。

***

美津乃「……フゥ……フゥ。
獅子身中の虫は駆除した!各員最大火力を持って敵の撃破に邁進してもらいたい。健闘を祈る!」


0ch BBS 2007-01-24