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【2年目に】城山正の挑戦22【続く】


[680]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/09/16(金) 02:58:05 ID:vTFs5j+6
城山「……そっか。んー、もうちょっと顔出すようにするよ。あと……」

少し考えて改めて新平に向き直る城山。

城山「……ゆ、指輪のサイズとかってわかる?」
新平「ゆ、指輪っ!?ね、姉ちゃんのですか!?」

一足飛びに飛躍した城山の思考に新平も声が大きくなってしまう。

城山「うん。指輪。普段から世話になってるからそれ位贈ってもいいかなー、なんてな」
新平「うーん。気持ちはわかりますけど、具体的にはオレも知りません。
姉の指輪のサイズ知ってる弟ってそう多くないと思いますよ」
城山「そっか。とんがりコーンがはまるサイズっていうのが唯一のヒントか」

両の手にはめて喜んでいた美津乃の姿が思い出される。
その直後スクリュードライバーと称して突っつかれたこともセットで思い出してしまった。

新平「とんがりコーンって。それ誰でも指にはまりますって。ヒントでもなんでもない……。
あ。ヒントっていうか、前にマーチの整備してるときにワッシャー指にはめて喜んでました。確かあれはM16だったかな」
城山「M16。鉄砲みたいだな。ゴルゴが使ってなかったっけ?」
新平「突撃銃で狙撃しますからね奴は。さすがの凄腕ですよ。イヤ、ゴルゴはともかくワッシャーの規格ですよ」
城山「ふ〜ん。覚えておくよ。とんがりコーンよりは手がかりになりそうだ」
新平「オレのほうでもそれとなく探っておきます」
城山「よろしく。ん、帰ってきたかな?」

遠くから聞きなれたエンジンの咆哮が聞こえてくる。荒ぶったリズムなのは営業が上手くいかなかったのだろう。

城山「ご機嫌斜めだな」
新平「ですね。上手くなだめてくださいね。オレはこれからゼミに行ってきます」

シュタッと手を上げて店から出て行く新平。その後姿を眺めながら城山は八つ当たられる覚悟を決めるのだった。


0ch BBS 2007-01-24