【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

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【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

[720]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/09/23(金) 02:46:02 ID:62HnmJ/g
Ａ　西が丘小に挑戦しに　　０／２２　　　２２０Ｋ
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ニケから北北西にある学校といえば西が丘小。そこへ向かってマーチは爆走していた。

美津乃「確かこっちのほうにおいしい豆腐屋さんがあるんだっけ。帰りによってみよっかな」

晩酌のつまみに葱と生姜を乗っけて食べるか、母親に頼んで揚げ出したり、麻婆ってもらってもいい。
おからや湯葉も買って帰って豆腐づくしもいいかなと、どこまでも他力本願な夢を広げつつも西が丘小に到着する。
けたたましいスキール音に生徒や教師達が集まってくる。
小学生達の表情は恐怖を浮かべ、教師達のそれもさして変わらないものだった。

教師Ａ「……聞いたことないか？」
教師Ｂ「……何を？」
教師Ａ「去年からこの町の学校という学校に現れる、妖怪・学校指定」
教師Ｂ「ああっ！」
教師Ｃ「……それってもしかして……爆音と共に、体操着や水着上履き等の学校指定の商品の取り扱い許可を求めて、
現れると言う……」
教師Ａ「そう！それっ！南葛小や南葛中、先日は山吹小もやられたっていう」
教師Ｂ「認可するまで何度も何度もやってくるらしいぞ？」
教師Ｃ「水越小が撃退したって聞いたけど……何で追い払えるんでしたっけ？十字架？聖餅？聖水？」
教師Ａ「般若心経なら唱えられますが……」
教師Ｂ「！！思い出した！思い出しましたよ！バットですバット！それで追っ払ったんです！」

その言葉に教師達は体育倉庫へ行きこぞってバットを求めるのだった。
そして数分後。

マーチの周りを教師達に十重二十重に囲まれ、それぞれが手に手にバットを、足りなかった教師はグローブを、
中にはキャッチャー用のプロテクターを身に着けている教師もいる。

前次写

0ch BBS 2007-01-24