【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

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【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

[873]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/10/09(日) 01:43:05 ID:9Z8YPW5I
>>871　そのためにはまずはズナッフ（生死は問わない）と合流しないといけませんね。無事だといいんですがｗ

Ｂ　美津乃　１２
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チェストと現パーティメンバーを順番に見やる。

ピノ……とても精密作業に向いているとは思えない。
チナ……物腰は大人しいが、基本的には雑。力こそパワーの人なのでこういう作業には向いていない。
島崎……ここに来て間もない子供にやらせることじゃない。
オレ……開けられる気がまるでしない。
美津乃……金目のものがかかると目の色が違うし、割と向いているかもしれない。

城山「よし。美津乃ちゃんよろしく」
ピノ「ハイ。盗賊の鍵開けセット」
美津乃「う゛ぇ！？わ、私！？ま、まぁちょっとやってみたいなーとは思ってたけどさ……」

思ってはいてもいざやるとなると、ドギマギしてしまう。

ピノ「この細い棒を鍵穴に突っ込んで、気分でかき回せば、運が良ければ開くから」
美津乃「う、うん」

適当なレクチャーを受け、ピッキングツールを手に美津乃がチェスとの鍵穴の前にしゃがみこむ。

ピノ「しーっ。気を散らさないようにするよー」

人差し指を口に当て、そろりそろりとチェストから離れるピノ。チナは一足先に既に避難をしている。

城山「……島崎」

ピノの言いたいことを察した城山は島崎を手招きしてフロアの壁際へと移動する。
先ほどのピノのレクチャーは鍵開けに関してのみで、罠についてはまったくの想定外。まさに運否天賦。
背中を丸めて鍵穴と格闘を始めた美津乃を皆は固唾を呑んで見守った。

前次写

0ch BBS 2007-01-24