【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

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【2年目に】城山正の挑戦２２【続く】

[944]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/10/19(水) 03:13:07 ID:od6xvOF6
この呪文がどう作用するのか素人にはわからないが、アコライトは突如床から吹き上がった黒い炎に包まれた。
きっとエロマンガ島やスケベニンゲン、お食事処タベルナのように、魔導言語では違う意味になるのだろう。

チナ「……さすがはマジックユーザー。魔法防御が高い……」

まだまだ本気じゃないと薄笑いを浮かべるチナ。彼女はまだ切り札オーバーロードを残している。

アコライト「……ぐぅ」
ウィザード「わずか２ラウンドで前衛が全滅とは……」

今まで自分達の盾となり矛となっていた３人が瞬く間に倒され、なおかつ自分達もなんの援護もできなかったことに、
シロヤマンズと自分達の決定的な戦力の差を思い知る。
モビルスーツの性能と数の双方で負けていては勝ち目は無きに等しい。

ウィザード「かくなるうえは……っ！」

ローブを翻して逃げの一手。三十六計逃げるに如かず。どんな兵法よりもさっさと尻まくって逃げ出すのが、最上である。
ラウンドもシステムも何もかも無視して塔の窓から身を躍らせるウィザード。

アコライト「あっ！待てっ！」

その後を追うアコライト。

美津乃が追撃を試みたが、それより一瞬早くキメラの翼を使い、逃げ去ってしまった。

美津乃「ちぇっ！逃がしちゃったぁ」

はぐれ冒険者が逃げ去った空を見ながら槍を一振りして肩に担ぐ。
戦場だった場所では仲間がすでにドロップアイテムを漁っている。

美津乃「そーだった。おったから♪おったから♪」

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0ch BBS 2007-01-24