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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[146]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/07/10(日) 01:11:44 ID:???
床に散らばった勲章を探すため、森崎たちは床に這い蹲る用にして動きまわる。
クリスたちのおかげもあり、程なくして無事に勲章は手元に戻った。
クリス「これで訓練の半分は完了ね」
ライアン「後は夕暮れまでに王宮に戻ればいいだけですね!」
ルーク「まだ昼ちょっと過ぎってところだからな。楽勝だぜ」
ロディ「帰りにトラブルに巻き込まれないとは限らん。気は引き締めておかないとな」
カタリナ「そのとおりです。家に帰るまでが遠足…じゃなくて任務ですから!」
森崎「(初めはどうなることかと思ったが、どうやら無事に訓練を終えられそうだ。
やっぱりみんな若いだけあるな。どんどん成長していく様子が見て取れるぜ)」
まだまだ頼りないところはあるが、見てくれだけはもう正騎士にも劣らない、そんな堂々とした様子が見られる。
自分も4年ほど前、彼らと同じ年頃にマルス達王宮騎士団と出会い、副隊長に任命されたのを思い出した。
森崎「(俺もチームに合流したら若手の成長に追い抜かれないようにしないとな…)」
20という年齢はサッカー選手としてはとびきり若いというわけではない。
特に南米やヨーロッパではそれこそクリスたちの年代からプロのトップチームで活躍している選手は珍しくない。
かのシュナイダーや若林も、度々トップチームの試合で好成績を収めながら経験を積んで今に至っているのだから。
森崎「(俺が自分自身の手で突いた『破滅のツボ』は僅かずつ、だが確実に俺の体を蝕んできている。
マルスやシューマッハと誓った世界一のGKになるという夢を叶えるためにも、
俺はいち早くレギュラーに選ばれ、第一GKの座を獲得しなくてはな……)」
自分の体がサッカー選手として使い物にならなくなる前に。
それがマルス、シューマッハ、そしてなによりも自分がこれまで苦しめてきた中山に対する贖罪のために。
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0ch BBS 2007-01-24