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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[24]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/07/01(金) 22:28:08 ID:???
月下の懺悔→ スペード8
>スペード→「そこまでのことをしてようやく立場を奪えた相手は…きっと相当な人物だったんだね」
マルスは少し間を開けてから、上空の月を見上げて口を開く。
森崎に目線を合わせたくないというより、森崎と同じ方を向いていたいという気持ちの現われだった。
マルス「今、君が僕にそういうことを言うってことは、今の君にとって相当苦しいことをやってきたんだと思う。
きっと思い出したくもないくらい、記憶の彼方に消し去りたい、無かった事にしたいって思うくらい……」
森崎「……そうかもな。だが、それはできないことだった。
俺が俺の意志で選びとってきた選択なんだ。後悔はしてもなかった事になんて…できなかった」
マルス「僕らの世界にも、特に政治に関してはよくある話だよ。
少しでも多くの権力や富を得るために、周りの力をそぎ落とし蹴落とす。
もしかすれば僕だって同盟軍の盟主の立場を守るために
君が知らないところで色々と裏工作や根回しをしていたかも知れないよ?」
森崎「マルスが裏工作…?」
どう考えても関連性が湧いてこない単語を並べられ、森崎は頭を捻る。
マルス「今のは冗談として…とにかく、上の立場に立つ人というのはそれを支える下の立場の人がいなくては成り立たない。
君の場合はその上の立場の人を下の立場の人にすげ替えるために色々と行動したんだろう?
それは競争本能を持つ生き物としての極普通の感情なんだと思う」
森崎「……普通、だったんだろうか」
マルス「君がそこまでして立場を奪えた相手は…きっと相当な人物だったんだと思う。
でも、今君がその人物よりも上の立場にいるというのなら、君の行動には大義があったんだろう。
その人物の支配をよしとしない多くの人の考えが、君を上の立場へと押し上げた結果なんだ」
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0ch BBS 2007-01-24