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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】


[269]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/16(土) 02:06:55 ID:???
部下たちに更なる略奪を命令する山賊頭。その様子を彼らの仲間であろう
不気味な仮面を身につけた男が愉快そうに見つめていた。

????「そうだそうだ、やれやれー。ウキキ。
     …お前らが暴れれば、オレたちの計画もうまくいく。ウキキ」

村人「(そ、村長…このままではこの村は全滅です…ど、どうすれば…)」

村長「(安心せい。先ほど村の若い衆に王宮に救援を知らせる狼煙を上げさせおった。
   とにかく住人たちの命が最優先じゃ。城の騎士様たちが到着するまで
   下手に逆らわずにおとなしくしておるのじゃ)」

戦う力のないといえどもこれまで多くの兵士を世話してきた経験から、村人たちは意外に落ち着いた行動をとっていた。
だが、サムシアンたちも並の盗賊団ではない。しばらくすると村から上がる煙に感づき怒鳴り声を撒き散らす。

山賊A「貴様らァ!なめた真似し腐りやがって!どうやら少しお仕置きが必要だなぁ…」

山賊B「人質にして王宮の奴らから金をふんだくろうと思ったが、メンドくせぇし殺っちまおうぜ」

村人「ひ、ひぃぃ……もうだめだぁ。おしまいだぁ…」

村長「諦めるでない。かの英雄アンリ様が建国したアリティア国の一人として、
   最後の最後まで希望を捨ててはいかん。奇跡を、奇跡を信じるのじゃ…!」

山賊A「ぎゃははは。だったらその奇跡ってやつを拝ませてもらおうじゃねぇか」

山賊B「王宮からここまでどれだけの距離があると思ってるんだぁ?ひっひっひ」

先ほど上げた狼煙に気がついたとしても、王宮からこの村に駆けつけるまでは30分はかかる。
だが、そんな彼らの予想をあっさりと覆す存在がそれこそ奇跡のように現れたのだった。


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0ch BBS 2007-01-24