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1- レス

【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】


[37]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/02(土) 00:31:54 ID:???
バビントン「ち、ちょっと待ってよ二人とも〜!おいていかないでよ〜!」

すっかり存在を忘れられそうになったバビントンは慌てて二人の後を追いかけてゆくのだった。




中山「(あのあと、山賊共を倒した俺達はそのまま砦を乗っ取って今に至っている。
   それからはあの日の事件が夢であったかのようにサッカーの練習に明け暮れている……)」

その後聞かされた監督のエレミヤの話では、ボールを自由に蹴れるだけの広い場所と設備を探していたとのこと。
そこでなるべく友好的に土地を譲ってくれないかと山間の方々に交渉を持ち込んだ故のあの事件だったらしい。

中山「(どう見ても侵略とか強奪とか、そういう類の言葉しか思い浮かばないが…
   チームのフロントの判断に、俺のような立場の人間がいちいち口出しできるわけがないよな)」

自分でも驚くほど、中山はこのアカネイア大陸の世界観になじみつつあった。
その大きな理由は、代表選考試合のために森崎が異世界よりつれてきたマルス達の存在だろう。
自分たちには未知の能力である魔法を自由自在に扱い、短いサッカー歴にも関わらず
超人的な運動能力を持つ彼らのような存在がいたからこそ、中山は少しずつ周囲の状況を理解できるようになっていた。

だが、自分がこのアカネイア大陸を理解する上での最大の助けとなったのは間違いなく――

?????「こんな夜遅くにどうしたんだ、中山」

中山「…奇遇だな。お前こそ一人でこんな所に何の用だよ、森崎」

自分が決して許されないことをしたのにもかかわらず、全てを水に流し、受け入れてくれた親友が側にいてくれる。
自分の犯した罪を、もっとも側で償わせてくれる存在が隣にいてくれること。
中山に森崎と呼ばれたその青年は、ゆっくりと近づきながら静かにつぶやいた。

?????「さぁな。俺にも分からねぇ。だが、今日のような月夜を見てると…なんだか人恋しくなっちまってな」


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0ch BBS 2007-01-24