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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】


[560]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/21(木) 23:25:48 ID:???
セシルの武器購入→ クラブ9
>クラブ→手槍
※セシルが『手槍』(威力8 命中3 重さ10 武器2)を入手しました
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セシル「直間両用の武器か。まぁ一つは持っておいたほうが役に立ちそうね」

当敵専用の槍にもランクがある。セシルが今手にしている『手槍』はその中では最低ランクのものだ。

セシル「いずれはショートスピアやスレンドスピアと言った優秀な武器にくら替えしたいところよね」

武器屋「ほう、お嬢ちゃんまだ若いのに武器の知識がなかなか豊富じゃないか。
    だがこの平和な世の中にそんな大層な武器を扱う職人なんてもうでてこないだろうねぇ」

セシル「そうかもしれません。でも、誰かを傷つけるだけが武器の持つ特製ではないと私は思ってます。
    だってほら、見てください。例えばこの細身の槍の造形!この柄の部分の微妙なねじれ!素晴らしいと思いませんか!?」

興奮気味に語るセシルに対し、武器屋の店主は少し困ったような顔で答える。

武器屋「……なるほど。お嬢ちゃん、工芸関係の娘か何かかね?
    武器に対して性能だけでなく形状にまでこだわるのは決まってそういう類の人間だからねぇ」

セシル「あの……やっぱり変なんでしょうか。武器の性能だけでなくその美しさに価値を見出してしまうことって…」

武器屋「いいや、そんなことはないさ。物事に対してどんな価値をつけるのは人それぞれだろ?
    俺は嬉しいね。お嬢ちゃんみたいな常人とは違った物の見方が出来る人間はこの時代には稀だよ」

セシル「…ありがとうございます」

武器屋「だが、逆にお嬢ちゃんの価値観を真正面から否定する考え方を持つ者がいるかも知れないことを覚えておくんだよ。
    …まぁ、そこで意固地になって相手を従えさせるためにつくられたのが、この『武器』というのはちょっと皮肉だがね」

その後店主と何度か言葉をかわしたセシルは、手槍を受け取ると店を後にしたのだった。


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0ch BBS 2007-01-24