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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[562]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/07/21(木) 23:29:03 ID:???
クライネに指名され、おずおずと前に出てくるアイネと呼ばれた紫髪の少女。
少女はゆっくりと山賊頭に近づくと、冷たい影を覆ったような表情を浮かべて言う。
アイネ「あなた方は助かりません。ここでアリティア従騎士に捉えられて王宮へと引き渡されます。
そうでなければ私たちの計画は成功しないのです。……ごめんなさい」
山賊頭「そ…そんな!お前ら……俺たちを騙したな!?」
アイネ「騙したわけではありません。初めから全て決まっていたことなんです」
クライネ「はっ!そもそもアンタらにはアタシたちに逆らう権限なんてこれっぽっちもないはずよ?
本来あの砦の戦いでアンタらサムシアンは全滅してもおかしくない話だったのに。
エレミヤ様のご意向でこうして再利用してもらえるだけ感謝して欲しいくらいだわ」
山賊頭「ぐっ……」
アイネ「大丈夫です。アリティアのマルス王子は心優しいお方です。
きっとあなた達のような山賊にも施しを与えてくれることでしょう。
ですからあなた達はこのままおとなしくしていてください。それが最も安全ですから」
ローロー「ウキキ。アイネの魔法で消し炭になるよりよっぽどマシ」
クライネ「そーいうこと。せいぜい王子様の心象を悪くしないように
少しは身なりを整えたりしてみたら?汚らしいグズには難しいと思うけど」
山賊頭「き……きさまら……!」
アイネ「忠告しておきますけど。もしも私たちのことを口外でもしたら……分かっていますよね?」
少女のマントが凝縮された魔力によりゆらりと翻る。
足元から湧き上がる紫炎が、山賊たちの恐怖心をみるみると湧き上がらせた。
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0ch BBS 2007-01-24