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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[564]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/07/21(木) 23:31:23 ID:???
それから数時間後。すっかり日も暮れて夜空に星が瞬き始めた時刻。
ようやくクリス率いる第七小隊及び、部隊を単独で抜けだしたセシルはアリティア王宮へと帰還した。
ジェイガン「……それぞれ何か物申したいこともあるだろう。だが、今はマルス様の御前へと急ぐのだ」
弁明の機会などまったく与えられず、森崎たちはマルスが待つ玉座の間へと引き連れられた。
部屋の中にはセシル以外の第九小隊の面々。そしてあの東の村の村長もいる。
クリス「…第七従騎士小隊隊長クリス以下5名、参りました」
セシル「第九従騎士小隊隊長セシル、同じく参りました。……如何用でしょうか、マルス様」
玉座に腰掛けるマルスからの威圧感で、クリスたちの声は震えていた。
森崎「(大丈夫だクリス。マルスのことだからきっと納得のいく判断をしてくれるはずだ)」
マルス「ああ、そんなに緊張しないで。楽にしてくれたらいいよ」
クリスたちの緊張を解すかのように、マルスは穏やかな口調で受け答える。
ジェイガン「さて。クリス率いる第七小隊及び、第九小隊隊長セシルよ。
お前たちは今回の訓練の規定時間に間に合わず、任務を達成できなかったことは理解できるな」
クリス「……は、はい」
セシル「その通りです…」
ジェイガン「いついかなる時も従騎士は与えられた任務を放棄してはならない。
つまり、今回お前たちのとった行動は立派な規約違反ということになる」
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