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【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】


[600]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/22(金) 21:35:21 ID:???
森崎「確かに騎士ってのは有事の際には人の命を易々と奪わなければならない職業かもしれない。
   ……俺もな。今更になってだけどこれまで自分が倒して踏み越えてきた連中のことを思い出すんだ。
   タリスの島を襲ってきたガルダの海賊、村人たちを襲って金品を奪うサムシアン。
   グルニアやマケドニアの騎士たち、ドルーア帝国のマムクート……
   色んな奴とやりあってきたが、少しでも躊躇したり手を抜いていたら今、俺はこの場にいない。
   自分が生き残り、前に進んでいくためには立ち塞がるものを蹴落としていかなきゃならない」

カタリナ「……森崎さんは、そんなとき嫌な気持ちにはならなかったんですか?
     私は……私はたとえ敵対している人でも申し訳ない気持ちになってしまいます。
     本当に私なんかが先に進んでいいのか、私なんかがいい思いをしていいのかって……」

その言葉を聞き、森崎はカタリナの心に潜む暗い影を僅かだが感じ取れたような気がした。

森崎「(なるほどな。こいつ…必要以上に自分を卑下する傾向にある。
   今こいつに必要なのは自分が誰かに必要にされてる、頼りにされているという自信だ。
   クリスたちはカタリナのことを信頼はしているが、やはりどうしても『守るべき対象』に見ているような気がするもんな)」

カタリナにしか任せられない戦況。カタリナでしか突破できそうにない困難。
そんな状況をいくつか用意してやることが出来れば、彼女の弱気は払拭できるはずだと森崎は思った。

森崎「カタリナ。お前にはすごい素質があると俺は睨んでいる。俺に憧れるくらいだ。間違いない。
   現に、体のさばき方や体力は今日の朝とは比べものにならないくらいパワーアップしているはずだ」

カタリナ「は、はい。森崎さんが私に分かりやすく目の前で戦ってくれていたおかげです」
   
森崎「明日の訓練は午前が模擬戦、午後がサッカーになっている。
   よーく体をケアしておけよ。明日の訓練。成功の鍵を握っているのはお前だ!」

カタリナ「え…?えええぇぇぇぇええっ!?」

森崎「話はそれだけだ。それじゃあまた明日の訓練でな!」


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0ch BBS 2007-01-24