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1- レス

【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】


[83]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/07/07(木) 20:48:47 ID:???
クリス「(そのためにも、できるだけ早く折り返し地点にたどり着きたいわね。
    …森崎殿は大丈夫かな。やっぱり人の足で馬の足に長時間付いていくのは無理があるんじゃ…)」

森崎のことが気になり、ふと後ろを振り向くクリス。
だが、早めの進軍のためにやや速度を上げている馬上でのその行動は
乗り手のバランスを大きく崩してしまうものだった。

グラッ…!

クリス「えっ…?き、きゃあ!?」

ロディ「!」

ガシィッ!!

馬から振り落とされないように、前方のロディの肩に手を伸ばそうとする。
ロディもクリスの悲鳴を聞き、馬のスピードを落とすために手綱を引き込む。
徐々に速度を落とすロディの馬。クリスの崩れたバランスもゆっくりともどって行く。

ロディ「…平気かクリス?」

クリス「え、ええ……あっ」

安堵のため息を吐いて、顔を上に上げるクリスは動きが固まる。
クリスを案じて後ろを振り向いたロディの顔の距離が行きが触れ合うくらい近づいていたのだ。
先程までロディのことを意識していたクリスは反射的に顔を遠のける。

クリス「ご、ごめんなさいロディ……後ろのほうが少し気になってしまって」

触れなくても分かる。きっと今の自分の頬はものすごく熱を帯びてしまっているだろう。
気恥ずかしさに揉まれながらも、クリスは落ち着いた口調でロディに詫びた。


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