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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[209]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/07/13(水) 00:42:51 ID:???
フランドールは確かに子供ではあるが、決して馬鹿ではなかった。
今の自分が、(自分にとっては理不尽な判定とはいえ)チームに迷惑をかけてしまっているという事は理解できていたし。
また、どれだけ食って掛かっても判定が覆る可能性は低いという事も、理解をしていた。
情緒不安定で狂気を含む彼女は、誰よりも純粋で素直でもある。
やがてフランドールは暴れるのをやめると、尚も抑えつけていた諏訪子にもう大丈夫だと呟き。
その後、イタリアJrユースメンバーたちに頭を下げてから、フィールドを後にした。
フラン「……後はお願いね、みんな」
諏訪子「(ふぃー……何とか落ち着いてくれたか。 頭がカッとなりやすくもあるが、冷えるのも早いねぇ。 流石に吸血鬼だ)
ま、任せておきなよ。 ……イタリアのFWは、お前だけじゃないさ」
ヘルナンデス「………………」
映姫「……反則を犯す、そのこと自体は罪です。 ですが、その罪にはレッドカードという罰が執行されました。
ならばこれ以上彼女を糾弾するというのは法にはそぐわないもの。
……彼女の分までも戦い勝利をする、それが今の私たちに出来る善行ですね」
ヘルナンデス「……もちろん、フランちゃんを責めるつもりなんて微塵もないさ。
さっきのはフランちゃんにとっては不可抗力で反則をしている意識もないらしいし。
本人も、本気でプレイをしたが故のものだからね。 それに、フランちゃんがいなくなったからって勝てない道理はない。
当然……狙うは勝利だ」
去ってゆくフランの後ろ姿を見ながら、諏訪子は元気づけるようにグッとガッツポーズを取り。
映姫とヘルナンデスは静かに、闘志を燃やしながら試合に臨もうとする。
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0ch BBS 2007-01-24