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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】


[768]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 00:17:06 ID:???
観客「おいおいおい、イタリアにまで勝っちゃったぞ……」「なんなんだよ幻想郷って……」
  「ご存知、無いのですか!?」「お前それ言いたいだけだろ」「つーかイタリアはストライカーが次戦もいないんだよな……積んでね?」
  「それでもケロちゃんなら……ケロちゃんならワントップでも何とかしてくれる」

反町「はぁ……か……勝った……(なんて疲れた試合だったんだ……体力自体はそこまで大きく消耗してないけど……精神的に疲れた……)」

90分の長い死闘に区切りをつける審判の笛が鳴り響き、観客席からは幻想郷に向ける賛辞の声援。
そして、イタリアへと向ける励ましの声援が降りかかる。
しかし、そのような声を受け入れられる状態にいなかったのは……幻想郷Jrユースキャプテンである、反町一樹。
他のメンバーがそれぞれ安堵の息をついていたり、或いは今日の試合の成果に納得がいかなかったのか表情をゆがめている最中。
彼は大きく息を吐いて自らの双肩にかかるプレッシャーを下ろしていた。

今日の試合――このイタリアJrユースとの試合は、反町一樹が今まで戦ってきた中で一番やりにくい相手であったと言っても過言ではない。
何せ、相手はヨーロッパNo.1と謳われる名ゴールキーパー。
そして、幻想郷でトップの実力を持つ……しかも、カウンターシュートまで持つDFだったのだ。
萃香や早苗といった強いGK、DFとは幻想郷時代に今までいくつも戦ってきたし。
外の世界にいた頃も、全国中学生サッカー大会では世代最強と呼ばれる森崎雄三と戦った事もあったが……。
前者はあくまでも強いというレベル――或いは、例え強くても相手をするのは1人だけで良かった。
しかし、今日の試合ではトップのGKとDF、両方を注意しておかなければならなかったのだ。
そして、後者に至ってはそもそもあの頃の反町は一選手、一枠役程度の自己認識しかなかった。
日向小次郎という自分よりも圧倒的格上がいた状況でプレッシャーを感じるとしてもそれは今のものから比較をすれば微々たるもの。
キャプテンとしての役割もあった反町としては、今日の試合で些か気疲れをしても仕方がないというものだろう。


0ch BBS 2007-01-24