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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[769]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/10/14(金) 00:18:22 ID:???
そうして、反町はしばらく呆然とその場に立ち尽くしてたのだが……。
ヘルナンデス「やぁ、ソリマチ」
反町「あ……ヘルナンデス」
そんな反町に話しかけてきたのは、イタリアJrユースキャプテン――ジノ=ヘルナンデス。
反町が慌ててそちらへと顔を向けると、彼は悔しさを交えながらも精一杯爽やかな笑みを浮かべながら。
腕を組みつつ、反町に対して口を開く。
ヘルナンデス「まさか僕が3点も取られるなんてね……確かに君の実力は前回のウルグアイ戦。
それに、その前の練習試合などで把握してたつもりだったけど……。
エイキもいる以上、失点は抑えられると踏んでいたんだが」
反町「まあ……その1点も、PKで貰ったものだからな。 誇れるものじゃないよ」
ヘルナンデス「……方向が一致していても止められなかったんだ、アレは間違いなく君の実力だ。
それに、君のその"力"は十二分に誇っていいものだ」
紳士の国イタリアで育ったが為なのか、それとも彼自身がもともとそういう性格なのか。
敗北をしたばかりという事で幾らか悔しさは残っている様子ではあるものの……。
それでもヘルナンデスはあくまで友好的に、スポーツマンらしく反町を称賛してくる。
これを受けて、反町は照れ臭そうに頬をかくも……ヨーロッパNo.1キーパーから褒められたという事実は嬉しくもあり。
また、必要以上に自身を卑下するのは逆に失礼にあたると考えてかありがとうと返答をするのだが……。
反町「(俺からも何か言っておこうかな……? うーん……)」
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0ch BBS 2007-01-24