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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】


[782]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/14(金) 22:06:57 ID:???
?????「(結局、負けてしまった……。 俺たちがいれば……俺たちがいれば、こんな事には……)」
???????「不幸中の幸いは……無様な醜態を見せなかった所だな。
        もっとも、派遣選手が一発で退場というのは紳士的サッカーを心がけるイタリアとして恥ずべき事ではあったが」
?????「派遣選手のお陰で、俺たちがいなくてもフィールダーは充実しているんだ……。
      この1戦を落としたのは痛かったけど……ヘルナンデスなら、きっとリーグを突破してくれる」
???????「見守る事しかできないというのは、辛いな……」
?????「うぅ……」
?????「泣くな、ストラット。 泣いたところで時間は巻き戻らない」
ストラット「すまない……すまない、ランピオン、ジェンティーレ……俺は……」
ジェンティーレ「本当に謝罪をする気があるのなら、それはヘルナンデスにしておけ。
        あいつは俺たちがいなくなったイタリアを、たった1人で纏め上げているんだ」
ランピオン「派遣選手がいなけりゃ、どうなってたんだろうな……考えるだけで恐ろしいぜ」
ジェンティーレ「(しかし、幻想郷の9番……カズキ=ソリマチ、だったか。
         サッカーの下手なジャポネーゼが、まさかヘルナンデスからハットトリックを遂げるとはな……。
         ふん、やはり気に入らん……)」

一方でこのイタリアの敗北にショックを受けながらも……それでもフィールドを神妙な面持ちで見つめていた者たちもいた。
チェザーレ=ストラット、ダヴィデ=ランピオン、そして……サルバトーレ=ジェンティーレ。
彼らはイタリアJrユース世代の代表的な選手であり……。
しかし、とある事件を切欠としストラットは責任を問われて代表から追放され。
ジェンティーレとランピオンはその体に怪我を負い、大会への参加は不可能となってしまっていた。
もしも彼らがいれば、試合の結果は間違いなく変わっていただろうが……。
それは言っても仕方がない事でもあり、3者は3様の思いを抱きながらフィールドを見ていた。


0ch BBS 2007-01-24