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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[783]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/10/14(金) 22:08:25 ID:???
彼らにとって幸運だったのは、今日の試合――対戦相手のキャプテンが、温厚で温和な選手だったという点であろう。
逆に対戦相手のキャプテンが常識知らずの礼儀知らずだった場合……。
彼らはこの先、未来永劫日本人というものを嫌悪していたかもしれないのだから。
ストラットら、3人のイタリアJrユース選手。
彼らが歴史の表舞台に出てくるのは、まだ当分先の話となる。
ランピオン「そういや、退場したあの子は大丈夫かな? 見た感じ幼い子だったから荒れてないか心配だが……」
ジェンティーレ「俺たちが心配しても仕方ないだろう。 ヘルナンデスを信じろ」
ストラット「(そういえばあの子のシュートも凄かったな……俺ももっと力をつけて……つけて……。
力をつけて……今更、イタリア代表に戻れるんだろうか?)」
〜 イタリアJrユース代表 ロッカールーム 〜
諏訪子「あ〜う〜! あ〜ぁ〜、疲れたねぇ」
ストラットらが試合途中で退場処分を受けたフランドールへと思いを馳せていた頃。
イタリアJrユース代表メンバーは、重苦しい足取りで丁度ロッカールームへと帰ってきていた。
この重苦しい雰囲気を振り払うかのように、諏訪子はあえて明るい口調で扉を開き中へと侵入。
すると中で待っていたフランドールは一瞬びくりと体を震わせ……それからゆっくりと入ってきたチームメイトたちへと視線を向ける。
フラン「あぅ……」
諏訪子「鬱憤晴らしにパイプ椅子でも破壊してるかと思えば暴れないでいたんだね。 関心関心」
フラン「えっと、その……ごめんなさい」
諏訪子「ん?」
映姫「………………」
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0ch BBS 2007-01-24