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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[832]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/10/16(日) 01:23:06 ID:???
ビクトリーノ「ボール……貰ったぜ!!」
ディアス「(スピードばっかで狙いがバレバレなんだ……よっと!)」
バシッ! ポーンッ!!
ビクトリーノ「!? ヒールリフト!?(いや、まだ3人いる! ボールが落ち始めた所を狙えば……!)」
真っ先にディアスの足元からボールを奪い取ろうとしたビクトリーノのスライディングタックルは……。
しかしあっさりとディアスに見抜かれており、ディアスは軽くヒールリフトをしていなす事に成功。
だが、それでもビクトリーノはボールを奪い取れるとほぼ確信に近い自信を持っていた。
ヒールリフトは一旦ボールを自身から離す以上、もう一度足元に置くのに隙が出来る。
もしも後に控えるのが1人や2人だけならば、それでも辛うじて突破する事は出来るかもしれない。
しかし、ビクトリーノの他にディアスのボールを狙っているのは3人。
この包囲網を抜ける事は、ドリブルに自身を持つビクトリーノですら容易ではない――というより、不可能に近い。
だが、ビクトリーノは知らなかった。
ダダッ!
勇儀「貰ったアァ!」
文「いただきです!」
キオソーネ「浅はかなんだよ!!」
ディアス「貰った? いただき? 浅はか? ……寝言は寝ていいな!」
キュバッ! ポーンッ!!
勇儀「……は?」
ファン=ディアスは、彼の持つ常識では計り知れない程の天才だという事実を。
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0ch BBS 2007-01-24