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1- レス

【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】


[861]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/18(火) 01:18:48 ID:???
誰もかれもが、このディアスの奇行にしか見えない行動に度胆を抜かれ……そして唖然としていた。
そして、誰もが思っていた。とにもかくにも、これでアルゼンチンの攻撃は終了だと。
だが、現実はやはり天才によって覆される。否――正しく言えば、天才と……その相棒によってである。

パスカル「ナイスパス、ディアス!」
チュレビー「なにィ!?」

DF達が転がるボールを追うその前に現れたのは――アルゼンチンJrユースFW、アラン=パスカル。
幼少の頃からずっとディアスと行動を共にし、共にプレイをしてきたディアスの誰よりも信頼する相棒。
彼はディアスから受け取った"パス"を、そのまま飛び出したDF達の頭上を越えるループパスとして出す。
当然、不意を突かれたDF達は誰も反応出来ない。反応出来たのは、ただ一人。

ババッ!

ディアス「ナイスパス、パスカル!! そーれ、2点目だァッ!!」

バシュウウウウウウウウウウッ!! パシュッ! ピピィーッ!!

カノーバ「そんな……!?」

自身の出した"パス"をパスカルが拾い、自身に繋いでくれると信じていたファン=ディアス。
側転からバク転へ、そしてバク転からバク宙へと繋ぎその遠心力を利用しつつ放ったオーバーヘッドキックは。
ゴールを守るカノーバが一歩も動けないままゴールネットへと突き刺さり。
先ほどの笛から僅か6分しか経っていない状況で、再びゴールを告げる笛が鳴り響くのだった。

ディアス「イェーイ! ドンピシャだったぜ、パスカル!」
パスカル「これであと4点だな、ディアス!」

パシンッ!

アルゼンチンJrユース 2−0 ウルグアイJrユース


0ch BBS 2007-01-24