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キャプテンブライト8


[455]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/08/19(金) 02:58:36 ID:XNvnaM6s
 灯里はエコだった。普段から節水してた。無駄に水を流すことはしなかった。
 だがトイレに入った灯里は右手を高く掲げると…その右手が、蒼く光り輝き始める。
ハマー「(これは…灯里殿の必殺技『蒼き右腕』!?)」

 光はさらに輝いて室内を照らし、全てを蒼く染めていく。もう蒼さで何も見えない。
ハマー「(くっ、カメラで撮れないでござる! しかし、せめて『音』だけは…!)」

 ふと気付く。高感度マイクが何も音を拾っていない。
 衣擦れの音どころか、呼吸音すら拾えない。

ハマー「(う! …空気が、全く動いていないでござる!)」
 どんな原理かは知らないが、灯里の『蒼き右腕』は周囲の空気を『ほぼ固定』させていた。
 音そのものが、伝わらない。

 って言うかハマー、空気読めるんだ…。

 少しすると、蒼い光が薄まって。空気も流れてきて。
灯里「ふぅ、すっきり。蒼い宇宙にあるのは憎しみだけではなく、心が満ちていますねー」

 灯里は、トイレから出て行った。

ハマー「(くっ…。『灯里 → 難易度1』って書いてあったのに…ハードル高すぎるでござるYO!!)」


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