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キャプテンブライト8


[662]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/08(木) 03:16:33 ID:lEPzOdiw
 トイレに入ったあおいちゃんが、唐突に右手を上げる。
 その時チリチリした感覚をハマーは感じ取った。

ハマー「(せ、成功する予感!? あぼーんでもいい、逞しく育ってほしい!)」

 さて。あおいちゃんが掲げた右手が、蒼く輝き始める。
ハマー「(これは…灯里殿の必殺技『蒼き右腕』!? 何故、あおい殿が!? 蒼いだけに!?)」

 光はさらに輝いて室内を照らし、全てを蒼く染めていく。もう蒼さで何も見えない。
ハマー「(くっ、カメラで撮れないでござる! しかし、せめて『音』だけは…!)」
 しかし今度もやはり、高感度マイクが何も音を拾っていない。

ハマー「(これ、もしかしてWB専用の音姫機能!?)」

 あ。よく考えれば、障害者用トイレに音姫はついてないっぽい(音が逃げないから)。
 逆に、通報装置と勘違いした障害者が、心臓発作とか起こしたら悲惨だ。
 『ぐはっ。心臓が!? う、動けない…! ん? 音量!? これで外に合図できるのか!?』
 音姫起動。自然の清流音+カッコウの鳴き声(らしい)。
 『こ、これで外に合図できた…。後は助けを待つだけだ…。…ぐっ、胸が苦しい…!』
 音姫起動。何度も起動。何度も流れる清流音。
 そして彼は、十数時間後に発見され…

 …泣けてきた。


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