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【最終】ファイアーモリブレム33【試験】
[186]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/08/03(水) 20:28:16 ID:???
だが、自分の前大戦での戦績はその相棒と比べれば実に小さなものであった。一般の兵士と比べれば聖騎士の勲章を授かったり、
現隊長だったジェイガンから『銀の槍』を受け継いだりと立派なものに思える。しかし、比較されてしまう相手が悪すぎたのだ。
リフ「大陸一の騎士を討ち取り、アカネイアの三神器の一つを賜り、マケドニアの狂王すら一蹴する。
さらには異国にて森崎殿の窮地を救う奇跡を呼ぶミラクルシュートは今でもアリティアで語り継がれる活躍…」
カイン「アイツが活躍するのは別に構わないんだ。むしろ嬉しいくらいだった。親友として誇れたんだ。
でも……俺はもう二度とアイツと肩を並べることはできない。アイツはもう……自分の夢のために歩き出しちまったんだから」
最高の武勲、凄まじいほどの名声を得たはずの黒豹アベルの去就。それは騎士団を辞め、
アカネイア大陸のサッカーの発展を裏から支えることであった。
カイン「アイツの夢は素晴らしいものだと俺も思う。平和な世の中になりつつあるこの大陸で、
サッカーに関する道具や設備はこれからどんどん必要になってくるはずだ」
リフ「親友の夢を応援する。実に良いことではないですか。なぜ貴方はそこまで焦っているのですか?」
カイン「……明日の最終試験。アイツが久しぶりに剣を取り、講師として招待されるんだ。
ブランクがあるとは言え、大陸一の聖騎士の剣術は未だ曇りを見せないらしい。
俺やフレイ殿は従騎士の補佐を任されている。つまり、試験ではアベルと戦うことになるんだ」
リフ「なるほど。これがアベル殿と武器を交わす本当に最後の機会かもしれないというわけですか……」
カイン「リフ殿。俺はどうしたらいいのでしょうか。自分のこの気持ちにケリを付けるためにも自分をさらに鍛えるか。
それとも上官らしく、クリスたちに経験を積ませることを第一に考えたほうが良いのでしょうか…?」
それぞれ別々の夢へと歩き出す親友との最後の決着か。後輩を導く上官の義務か。
既に成人してるとは言え、まだカインも若輩者。悩める騎士に対してリフの出した答えとは…
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0ch BBS 2007-01-24