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【最終】ファイアーモリブレム33【試験】


[658]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/15(月) 21:06:38 ID:???
>E 部下の悩みを改善してやるのも教官の勤めだ。話してみろよ
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快活明朗な彼女らしくない返事に、森崎は不安を覚える。
これでは明日の最終試験を大事なところで落としてしまうかもしれない。
優れた素質を持ちながらも、メンタル的な弱さが目立つ問題児集団とジェイガンに銘打たれていた第七小隊。
初めのうちは観光のついでという半端な気持ちで面倒をみるつもりだったが
今になってみれば彼女たちへの指導に自分でも驚くほどの熱を込めていた。

森崎「(俺の持つ『進化』の力は他人の資質や成長力を高める効果があるらしいが…)」

仲間と心を通わせ、力を合わせる戦い方を選んだ自分にとって
自分の成長よりも他者を鍛えあげることに価値を見いだしそうになっている思考に森崎は少し笑ってしまう。

森崎「(どうかしてるな。いくら『破滅のツボ』を押したからといって、俺のサッカー人生はまだまだこれからだってのに)」

将来的に指導者になるのも悪くはない。これまでの実績的にも意外とうまくこなせていけるだろう。
だが、それはおそらくまだまだ先の遠い未来の話。そうなってくれることを願いつつ、森崎はクリスにこう語った。

森崎「部下の悩みを改善してやるのも教官の勤めだ。話してみろよ」

クリス「……森崎さん」

森崎「一人で考え事をしてたからこんな暗くなるまで時間がかかっちまったんだろ?
   このままじゃ明日の試験にも影響が出る。俺が相談に乗ってやるからさ」

クリスはしばらく唸るようにして悩んでいたが、すっと顔を上げると森崎に悩みを打ち明ける。


0ch BBS 2007-01-24