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【最終】ファイアーモリブレム33【試験】
[675]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/08/16(火) 00:35:31 ID:???
>B 平気さ。たとえ夢が破れようともすぐに新しい夢になって生まれ変わるだろうからな!
森崎「そうだな。お前の言うとおり、夢を諦めるほどの挫折を味わったら俺もタダじゃ済まないだろう」
クリス「そ、そうですよ!自分の夢が失われて平気な人なんているわけがないんです!」
森崎「……でもな、クリス」
実際に、森崎は自分の体の違和感に危機感を感じ始めている。
特にどれだけ鍛えあげても身につかない持久力は問題だ。
学生サッカーとは違い長いスパンで試合が続くプロ選手としては致命的な弱点とも言えるだろう。
そうでなくとも激しい接触プレイなどで選手生命を失うほどの怪我に見舞われるかもしれない。
さらにはチームメイトやフロントと折が会わず契約を打ち切られてしまうかもしれない。
これから森崎が挑むプロの世界というのはかくも厳しいものだということは森崎自身が一番自覚しているのだ。
森崎「(世界一のGKになるという夢を諦めることになったとしたら、俺は――)」
一瞬拳が震える。自分の夢が叶わなくなるほどの挫折など想像するだけでも恐ろしい。
今なら中山の気持ちが痛いほどにわかる。どんな手を使おうとも自分の選手生命を長らえようとするかもしれない。
だが、自分は今教えてやらなくてはならない。進むべき道を見失い、助けを求める後輩に対して。
夢が壊れ立ちすくも事になろうとも、決して自分から前に進む足を止めてはいけないということを。
森崎「平気さ。たとえ夢が破れようともすぐに新しい夢になって生まれ変わるだろうからな!」
クリス「……森崎、さん……」
森崎「ライバルの夢さえも心配し気遣えるお前のその優しさは俺には到底持てないものだ。
だからお前の悩みを俺は完璧に取り除いてやることはできない。
だがこれだけは言える。お前も、お前の仲間たちも、自分の夢を諦めてもすぐに違う夢を持てる強さを持っている」
クリス「…本当に、そうでしょうか…」
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0ch BBS 2007-01-24