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【最終】ファイアーモリブレム33【試験】


[686]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 00:55:55 ID:???
もそもそと座り位置を変えながら、ガーネフはぬっと身を乗り出してくる。

ガーネフ「ではまず聞かせてほしい。なぜお主たちがここに呼ばれたのか、自分に分かる範囲でかまわぬから理由を述べてみい」

ストラット「はぁ?その理由がよくわからないから俺らは説明して欲しいって言ってんだ――」

ストラットが語気を荒げて握りこぶしをあげようとしたとき、中山が制するように口を開く。

中山「ここにいる俺たちの共通点。様々な理由があるにしろ、ガーネフさんの持つ『闇のオーブ』の力に助けてもらいました。
   たぶんですけど俺たちを助けた代わりに何か手伝いをしてもらいたい。そういうことなんじゃないんですか?」

ガーネフ「ふふ…さすがは中山じゃ。いくら体は錆びつこうとも記憶や知識は冴え渡っとるのう」

バビントン「それじゃあガーネフさんは僕達の力を借りたいと…そういうことでいいんですね?」

イスラス「受けた借りをそのままにするのは気が引ける。要件は何だ」

ガーネフ「ふぉっふぉっふぉ。まぁそう焦るでない。何事も順序というものがあるじゃろう。
     お主らが早く元の世界に戻りたいという気持ちも分からんではないが…」

そこで一旦言葉を切ると、ガーネフはぎょろりと目玉をむき出しにして口の端を持ち上げる。
不気味を通り越して悍ましい表情だが、これは彼なりの笑顔なのだと中山たちはわかっていた。

ガーネフ「お主らは森崎という男を知っておるだろう?ワールドユース大会で戦ったことがあるあのキーパーじゃ」

イスラス「! …よく知っているとも。アイツにもいつか借りを返さねぇとな…!」

バビントン「アルゼンチンもオランダも日本にこっぴどくやられちゃったからね。嫌でも覚えてるよ」

ストラット「(えーと…本戦にすら出場できなかったイタリアの俺はどうすればいいんでしょうか)」

キョロキョロとあたりを見回し話を合わせようとするストラットを知り目に、中山はガーネフに言葉を返す。


0ch BBS 2007-01-24