※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【最終】ファイアーモリブレム33【試験】


[811]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/20(土) 21:06:39 ID:???
ライアン「兄さんの背中を追ってここまできて、もうすぐ僕は兄さんと同じ正騎士になれます。
     でも、そのあとはどうしたらいいんでしょうか。僕は兄さんの背中を追い越して、先に進むことができるんでしょうか。
     それとも…別の誰かを新しく目標にしていくしか無いんでしょうか。兄さん以外の他の人を…!」

常に後ろをついていき、幼きライアンにとっては大きな背中に思えたゴードンの存在。
彼以外の存在の後をついていく覚悟と、その先にある未知の景色を眺め受け入れる覚悟がまだライアンは持てていないのだ。

ルーク「……そんなこと、今のうちから悩んだってしょうがないことなんじゃねぇのか?」

ライアン「ルークさん…?」

ルーク「誰かが敷いたレールを走っていくのは確かに楽ちんだよな。
    だがよ、そのレールを敷いている連中だってレールの敷き方を誰かから教わってきたはずなんだ。
    誰からの指図も受けずに、自分の好き勝手に生きようってやつは周りの見えてないタダの大馬鹿野郎だ。
    お前の兄貴だって、誰かの背中を追いかけてアリティア騎士団に入ったんじゃないのか?」

そう言うと、ルークはぽんとライアンの小さな頭に手を乗せる。
初めてこの二人を見る人がいるならば、とても仲の良い兄弟に思えたかもしれない。

ルーク「兄貴のなぞった道だけがお前の道じゃないんだぜ。いいじゃねぇか、宛もなくだらだらと前に習って進んだって。
    大勢の人がそこを通ってきたことでしっかりと道が踏みならされてるんだから。
    それになライアン。お前だって俺ほどじゃないが、自分で自分の道を切り開くことが出来ると俺は思ってる」

ライアン「……僕の、僕だけの道……」

ルーク「ま、よーするにわざわざ遠回りしたり、危険な道を突き進むのは俺のようなヒーローになってからでも遅くはないってこった」

えっへんとふんぞり返るルークの姿を見て、ライアンは自分が悩むのがなんだか馬鹿らしく思えるようになってきた。

ライアン「ふふ…ルークさんを見てると勇気がわきます。僕もはやくルークさんみたいなヒーローになれるよう頑張りますね」

ルーク「おう!新・ルーク伝説はいつでも追加戦士を募集中だ!一緒にアリティアの星になろうぜ!」


0ch BBS 2007-01-24