【芝生に聳える】ライ滝第十七話【鉄の城】

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[738]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2011/09/14(水) 20:19:39 ID:???

佐久間「何でも
　　　『スタジアムの鉄骨を落としたり送迎バスに爆弾を設置できないようなスレじゃ私の出番はないだろう。
　　　　私はしばらくイタリアに行ってくるから後はお前ら好きにしろ』
　　　　って書置きが総帥の部屋に残されていたんだってさ」

源田「ええー……」

佐久間「それに鬼道さんがいなくなって俺達のチーム、中盤はガタガタだぞ。
　　　　いくらお前が守っても俺までボールが来る前に奪われて波状攻撃を受けるのがオチだって。
　　　　唯一頑駄無の中盤に対抗できそうなアイツもあの有様だし」

　そう言ってベンチの一角を指差す佐久間。
　そこにはモヒカンヘッドという超次元ヘアーをした男がベンチに座りながらニヒルな笑みを浮かべていた。

？？？「どうせ俺は今日も出番なしさ」

源田「……なんであいつはいつも頑なにベンチにいようとするんだろうな。実力は俺達の中でもトップクラスなのに」

佐久間「やっぱりベンチに並々ならない思い入れがあるんじゃないか？　あいつが出てくれれば多少は勝ち目があるんだけど……」

源田「ベンチに執着して試合に出ない奴の事をこれ以上言っても仕方がない。とにかく今いるメンバーで何とかするぞ。
　　　この試合に勝てば鬼道さんを倒した生田（仮）とかいう奴らと戦えるかもしれない。
　　　鬼道さんの受けた屈辱を晴らすためにも何としてでも決勝に上がるんだ！」

佐久間（なんだかんだ言って源田も大分鬼道さんにこだわってるよなぁ。まあ俺も鬼道さんの仇打ちはしたかったから良いんだけど）

　そんなこんなで準決勝に挑んだ帝国学園であったが――

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0ch BBS 2007-01-24