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【芝生に聳える】ライ滝第十七話【鉄の城】


[875]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/09/26(月) 17:01:13 ID:???
予選決勝なので見てる人多いです→スペードK
→片桐「やはりこういう場面では私の出番だろう」


片桐「夏にベスト4まで行った頑駄無高校の成長具合を見に来ただけのつもりだったが、思わぬ収穫があったな」

 サングラスを掛け煙草を燻らせながらグラウンドを見下ろしているのはご存じ片桐宗政であった。
 そのサングラスに隠された瞳が見つめるのは、先陣を切ってグラウンドに姿を露わした滝の姿である。

片桐「滝、夏に姿が見えなかったからてっきり埋もれたものだと思っていたが……這い上がって来たか。
   となると、資料にあった県内得点、アシストランキングに載っているこの四試合で3ゴール5アシストの「滝」はあいつの事か。
   成績は飛びぬけて可もなく不可もなくと言った所だな。実際のプレイで成長具合を確かめさせてもらうとしよう
   全国でも通用する相手に対してお前がどこまで戦えるかを、な。
   これで伸びていてくれれは日本の慢性的なFW不足を補う芽も出てくるが……そこまは高望みだろうな」

 はっきり言って片桐の滝――修哲トリオに対する評価はそれ程高くはない。
 国内では突出しているとはいえ所詮世界レベルでは控え。せいぜい来生がトリックスターとして稀に役に立つ。
 この程度の評価である。
 それでも黄金世代の末端である滝に対して僅かながらに期待を寄せているのか、
はたまた昨年Jrユース代表に選ばれた選手以外には殆ど興味がないのか。
 片桐は頑駄無の様子を見に来たという当初の目的を忘れ、滝の観察に集中し始めるのだった。

片桐「……あれ、フォーメーション表だと滝の奴サイドハーフになっているじゃないか!? 大丈夫なのか彼の守備力で!」

観客(なんや隣のグラサン男。うるさくてかなわんわ)

 思った事を隠さず口に出す片桐の姿に、隣に座っていたスネオヘアーの男がげんなりした表情を浮かべる中、
グラウンド上では両チームの選手達が整列をしていた。


0ch BBS 2007-01-24