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銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜


[598]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 15:48:43 ID:zF5PHgqg
F.その他

「いつか、星界の彼方でも互いの名が聞こえるような日が来ることを願っている」


シュナイダーの餞は最後のものとしては満足以上の言葉だった。

シェリル「……はい!」

こんなにも近くにいながら遠くの存在として感じていた2人。最後の最後で心が通じ合ってしまう。

それは全てに異なる形であっても2人は宇宙に恋する旅人であり、一人は文化で、一人は戦で
羽ばたこうとする未来をもつ仲間であったという証明でも有る。

ベルンハルト「…シェリル嬢、そろそろ」

デッキから再び姿を現したシュナイダーの兄がアイドリング音に言葉をかき消されながらもそう声を掛ける。

シェリル「はい。ただいま」

最後の最後でようやく真意をわかってくれたことに対する喜びはすぐに別れの寂寥感によって
取って代わられる。だがその一抹の悲しさも永久ではなく、ともに宇宙を飛ぶ渡り鳥であるのならば
きっといつかもう一度交差することもある、という確信めいた思いが全身を貫き、とどまっていたい、
安心したい。という安定の感情を吹き飛ばすように心の中を支配する。


0ch BBS 2007-01-24