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1- レス

【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】


[617]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:23:18 ID:???

> A 言わない。
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三杉(中山は理屈や利によってではなく、その心によって去っていく。)

現実的な事を考えれば、三杉は中山にチームを抜けて欲しくなかった。
彼自身の進む道の困難を考えれば、中山の守備力は心底必要な物であるからだ。
それに長き時間を共に過ごした事による意志の結びつき、連携だって重要な要素である。

故に…もしも可能であるならば、引き止められるならば、という気持ちも確かにあった。
しかしそれが不可能だという事は薄々予想していたし、今それが正しかったと確信を持てる。

三杉(ああ、それを止める手段も権利も僕には無い…だからここで水を注す事もないんだ。
    フッ、森崎に負けたっていうのが口惜しいけれどね…。)

そう自嘲しながら、三杉は最後まで強がって黙っていた。
三杉個人が中山に抱いていた信頼も、彼を引き止める力にならぬ事に落胆しながら。

トレイゼ「なるほど……。 判った、キミはキミの道を行きたまえ。
      我儘だろうが、自分の意志は最後まで貫くとイイ。」

中山「ありがとうございます…。」

トレイゼもジョアンもこの中山の言葉に対して大人の論法を用いる事はなかった。
何も言わずにその希望を受け入れたのだった。



0ch BBS 2007-01-24