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【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】


[670]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/08(木) 18:12:24 ID:???

だからこそ今の三杉は、その理性によって弥生の献身も純粋な想いも理解し受け止める事も出来る。
けれども元々有していた背徳的な欲求が消失したわけでなく…
三杉は弥生を前にして今も感情と理性の間を行き来している。

そして弥生の方も、いずれの三杉をも受け入れられるくらいに彼を慕っている事実がある。
故に微妙な天秤に揺れる三杉ではあるが、弥生と言う器はそれを緊張やストレスと捉えさせないのだ。
今この状況も、三杉は自分が心地よい揺らぎの中に存在する感覚にあった。

そんな三杉は、弥生の透明な感動に対して、然程甘くない飴の言葉を返していた。

三杉「外や人前では昔のように“淳”って呼んで欲しいな。」

弥生「―――!?」

電話では意識して優しい言葉をかけるようにして来たが、今のは甘いだけではない。
2人きりの場では御主人様であり、変わらない自分である事を暗に告げたのだ。
彼としてはそのつもりであったが・・・三杉の見積りは少々甘かったと言わざるを得ない。
何故ならば弥生は、相手を名前で呼べる・・・ただそれだけの事がどれ程幸せかを、髄まで知る人間だからだ。



0ch BBS 2007-01-24