【栄光を】キャプテン霊夢12【つかむとき】

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[406]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ ：2011/09/12(月) 00:04:20 ID:scZ4/KUo
Ｃ博麗神社の紹介と守矢神社の分社・命蓮寺のことを平等に紹介する

霊夢「（……ま、早苗も白蓮もここまで一緒に戦ってきたチームメイトだもんね。
　　　　信仰の上ではライバルだけど、この場に立ててるのは私一人の力じゃないし）」

確かに二人とも何も言ってこなかったし、恐らく博麗神社の宣伝だけをしたとしても、
早苗も白蓮も何とも思わないだろう。だけど、そんな二人だからこそ、霊夢は博麗神社の
宣伝だけをすることを躊躇させる。

霊夢「皆、ここからはまた私の個人的な話になっちゃうわ。前の大会のスピーチの時にした
　　　話も少し混ざっちゃうと思う。でも、もし良かったら聞いてくれると嬉しいわ」

霊夢はまず以前と同じ、博麗神社の地理的な問題や、妖怪に支配された神社であるという
噂のことを話す。前回の大会の時はいなかった観客も大勢いるのだから、前と違う話だけを
する訳にもいかない。

霊夢「前の大会以降、少しずつ博麗神社にも人が来てくれるようになったわ。
　　　だけど、まだ誤解は完全には解けてはいないと思う。私の神社だけじゃなくて、
　　　早苗のいる守矢神社も、白蓮のいる命蓮寺についても。私はそれを何とかしたいと思ってる」

スペルカードルールが裁定されたとはいえ、未だ人と妖怪の壁は高い。
寿命も力も、種族によっては姿もまるで違うのだから、当然と言えば当然だ。

この点については複雑な気持ちもあるが、霊夢は言及するつもりはない。妖怪を警戒し過ぎて欲しくはないが、
逆に全く恐れなくなっても困るのだ。「恐れ」はそれそのものが妖怪の存在意義でもあり、
外の世界で妖怪が消滅した原因の一旦でもあるからだ、と紫が以前言っていたことを思い出す。

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