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銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜


[991]外伝〜銀河森崎伝説〜:2011/09/29(木) 23:51:01 ID:bOTUfrhE
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モリサキ(ちぃ!!予定通りに行かないとこうも劣勢を強いられるのか!?)

上層部の立てた作戦は悪いものではなかった。…が、あくまで悪いものではないだけであり、
決して最良のものではなかったようだ。

大気圏突入から僅か6分後には宇宙防衛管制司令部に入り込むことに成功した各小隊だが、司令部を
守る敵軍が予想の2倍近い数で待ち受けており、しかも、モリサキが僅かに懸念した『1Fさえ爆破
してしまえば労する事無く全ての敵兵を潰せる』という作戦を帝国側が実行しようとしている事にあった。

つまり、2階以降は全てダミー。おとりとしていつでも逃げ出せる僅かな部隊が配されているだけで
あり、1Fに敵の主力は集中させられていたのだ。

???「お前らは包囲されているぜよ。ええ加減に投降せえ。命だけは助けちゃるけん」

ものすごい訛りの強い声が拡声器に乗ってモリサキの耳元まで届く。どうやら敵の指揮官は
田舎ものらしい。

モリサキ「嘗めるなよ!時間さえかせげれば2階以降に向った虎の子兵団が戻ってくるんだ!
それまで持ちこたえれば一気に形勢逆転だろうが!」

わざと同盟の言葉で叫ぶモリサキ。基本的に銀河惑星同盟は、銀河帝国成立前に一般的に使われていた
銀河連邦(USG)の言語を標準語としており、銀河帝国は古ゲルマン風の言語を日常的に
用いられている。言語形態としてはそこまで極端に変わるというわけではないため一般的な
士官は両方の言葉を使えるのだが、降伏勧告が同盟の言葉で話されたことによる痛烈な皮肉として
モリサキは使用したのだ。

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0ch BBS 2007-01-24