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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】


[135]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/10/08(土) 21:37:45 ID:???

先刻のような爆発音ではないが、またも廊下にいる松山達の耳に届く物音と悲鳴が、屋根の上から聴こえてきた。

???「な、何よこれ……結界!? 旋回に速度を落とす一瞬に発動する網状の……博麗の巫女かしら。
   と、とにかくこんなみっともない姿を他の天狗に見られたら末代までの恥……さっさと抜け出さないと」
松山「急ごうシャンハイ。 今逃したら次いつ話せるかわからない」
???「この粘着、ちょっとやそっとじゃ抜け出せないわね。 そのうち撃退結界でも拵えそう。
   不本意だし、こうなったら家ごと一切合財吹き飛ばしちゃえば―――」
松山「急ごうシャンハイ! また家壊されたらかなわない!」

この時ばかりは戸が壊されてたのが幸いし……
松山が弾丸のように外へ飛び出すと、しゅぽっと空気の抜けるみたいな音が頭上からしてきた。
逆さまの状態で磔になってた天狗の記者は自由になったらしく、さっとスカートを押さえた姿勢で一回転をする。

松山「(あ、惜し……じゃないだろ! 交渉に入るってのに邪念を入れてどうする!)」

松山が目を閉じ、ブンブンと頭を振り雑念を追い出すと、その傍らに心地よい風を感じさせて天狗が着地した。

射命丸「ははぁ……読めましたよ? どうやら貴方が巫女に私を捕まえるよう頼んだんですね?
     らしくもない強硬な手段に訴えたを見るに……相当切羽しての頼みか何かですか?」
松山「ああ、そうなんだ実は……」



0ch BBS 2007-01-24