【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】

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[271]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/10/20(木) 22:32:52 ID:???

射命丸「(自分のパスにまるで満足いってない顔してるけど……。
　　　　わかってるのでしょうかね？幻想郷でも、私のスピードに合わせられる選手自体稀だということを。
　　　　どうやら……自分にしか見えない誰かと比較してるみたいだけど、果たしてそれは正しいのかしら？)」

そうして、ライン際や中央からエリアを変えたりしながら、練習をしてる内に時間はどんどん過ぎて……。

松山「よーし！この辺にしとこう！片付けは俺がやるから、射命丸さん先に上がっていいぞ！」
射命丸「それは有り難い。松山さんもお疲れ様でした。
　　　 (なるほど、なるほど。騒ぎの中心人物とこういう接し方も悪くないわね)」

松山の申し出をあっさりと受けて、射命丸は地霊殿へ歩いていく。おそらくシャワーでも浴びて帰るのだろう。

松山「(……パスが上達した良い感触は得られている。
　　　でも今の俺は、風見幽香に能力を奪われる前の水準に戻れているんだろうか？
　　　もしそうでないなら次の大会は……くそ、弱気になるな、俺はキャプテンなんだから！)」

ボールを蹴る楽しさだけを胸に抱いて練習を開始したが、それだけで練習に没頭できる程松山の境遇は甘くない。
グラウンドの後片付けをしながら、忍び寄ってくる不安も同時に片付ける羽目になっていた。

松山「さてと、ボールは片付けた……これからどうしよう？」

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0ch BBS 2007-01-24