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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】
[467]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2011/11/02(水) 00:27:30 ID:???
松山がつい声を荒げて立ち上がる。
そこには焦りもあり、大切な時期に怪我をした自責もあり、その遠因となったさとりへの苛立ちまで含まれていた。
さとり「落ち着いてください。
今のトラウム・アドラーズは三つの派閥によって成り立っているのはご存知でしょう?」
対してさとりは冷静に会話を続ける。 見下ろす形になった松山も矛を収めて答えた。
松山「わかるよ。 博麗神社に、宵闇に、そして地霊殿の三つだろ?」
さとり「どれにも属さない鍵山雛さんもいますけどね。 現在は地底に居を構えてますが。
さて問題となってるのは……私達のチームはまるで統括されておらず、体制も確立されてないことです」
松山「……」
さとり「先ほども言いましたが、それは仕方ないんです。
急造で、封印されていた地底と幻想郷では、旅の扉があっても安易に行き来はできない。
他のチームのように一つにまとまるにも、不利な条件が根底からあるんです」
松山「だ! だけど……! 宵闇メンバーが人里で! 地霊殿メンバーが地底で!
バラバラに練習してたら、いつまで経ってもチームが完成する日なんてこない! 夢のまた夢だ!!」
地底で発した松山のキャプテンとしての発言によって……
大会という一つの目標に動いていても、それぞれが離れた別々の道筋から登ろうとしてるんでは意味がない。
さとり「そこを上手く運ぶために、私自ら話をしにきたんです。
歯痒いでしょうが今日のところは堪えてください。 私がこの後、宵闇の選手とも話をする予定なので。
朗報もあります。正式な参加表明の際に、松山が地底を本拠地と書いた事で、何通か届いてきていますよ」
さとりがたおやかな指先で何かを差し出した。
トラウム・アドラーズの本拠地である地霊殿宛てに届いたそれらを見て、松山は憤りも忘れて食いついた。
松山「届いたって? いったい何が……まさか!?」
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0ch BBS 2007-01-24