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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】


[499]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/07(月) 23:13:34 ID:???

さとり「私の方針なんです。 可愛いペットにはストレスを溜めないよう、自由気ままにサッカーさせたくて。
    幻想郷と違って、地底ではお燐に猫らしく振舞わせても誰も文句などつけなかったし」
松山「……いや外出身としては、サッカーやらせるならルールはちゃんと守ってほしかったが……」
さとり「まぁ良いではないですか。 とにかくお燐には、今から足でボールを扱う基本を教え込む必要ありません」

それは大きな安心材料……しかし。

松山「そうなのか……ん、でも待て?
    普通にドリブルができるからって、本人が手を使いたがるままじゃ宝の持ち腐れなだけじゃないか!?」

松山はそれだけでは問題の解決になってないと指摘する。

さとり「まぁそうですね。
    だから――お燐のドリブルを修正させたいなら、お燐に足を使う正しいドリブルの魅力を見せないと。
    直線的なスピードか、フェイントを駆使したものか、いずれかの目が覚めるような鮮やかな突破を」
松山「(ああ、そうか……俺達みたいなサッカー小僧がサッカー始めた原初の理由を与えるのと同じだな)」
さとり「はい、メタな話ですが、数値差10で勝ち越すドリブルを三度見せたら、お燐も宗旨替えすると思いますよ」

松山「(練習試合で誰かに任せてみるか? 俺が意識してやってもいいか。
    でも幻惑させるドリブルで固定のヒー君と違って……
    お燐は未知数。 これからの方向性を左右するなら人選はしっかりしないとな)」
さとり「トラウム・アドラーズには少なくともタイプの違うドリブル達者が何人もいる。
    ヒー君だと、お燐のほうに対抗意識メラメラあるので難しいと思いますが」
松山「うん。 お燐については解った。 じゃあ後はお空なんだが……」

片方の解決策が見えたところで。
松山は以前の試合で退場処分をくだされ泣きじゃくった地獄鴉の少女の姿を思い浮かべる。
少しばかり胸を痛めて、それがさとりにも伝わり、両者とも神妙な表情になってしまい、やがて間を置きさとりが。

さとり「……」



0ch BBS 2007-01-24