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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】
[761]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2011/12/08(木) 00:21:31 ID:???
残念そうに俯く阿求を見て、松山は慌てて言葉を付け足した。
松山「いや俺三年で、もうすぐ高校に進学するしな。 それに高校で入る部活を決めてるんだ」
少しだけ、自分の身の上話をはじめる松山。
勿論、転校の原因については訳ありとだけ言って伏せ隠したが、阿求は別の箇所に反応を示した。
阿求「サッカー部で中学ベスト4に……!? 凄いじゃないですか!
そっか……新聞部の名物最速生徒が昨日から騒いでた特ダネって、先輩のことだったんだ」
松山「(新聞? 名物?) できれば内緒にしてくれ。 色々あって……残る僅かな中学生活のんびり過ごしたくてさ」
阿求「(無理じゃないかなぁ。 きっと松山先輩、明日からすごい騒ぎに巻き込まれそう)」
そこでもう日が落ちかけてるのを見て、松山は阿求と前部長に挨拶をして、そのまま校舎を出る。
さすがに校庭には誰の姿もなく、校門まで着いてから松山は夕焼け色に染まった新しい学び舎を振り返った。
松山「……新しい学園生活、その一日目が終わったんだなぁ……」
環境を変えて初めての学園生活は、無風とまではいかないが、責め苛む視線などなく穏やかに過ごせた。
印象に残るクラスメイト数名に、茶道部の後輩。 一日でも出会った彼らの存在は大きく松山の裡に入ってくる。
松山「ふらののみんな……俺がしでかしたことを許してくれとは言わん。
だが根は気のいいあいつらのことだ。 俺が悩んだ末に決めて、始めた新生活を祝福してくれてるよな」
明日からの新しい生活を待ち遠しく思いながらも、まだ胸に強く残ってる、ふらの中学の思い出。
しかしこれからは今日過ごしてこれからも通う学園の思い出に上塗りされていく。
松山「だからせめて、めいっぱい楽しんで楽しんで……後悔残らぬように! さぁ帰ろう! 家へ!」
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0ch BBS 2007-01-24