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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】


[862]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/12/19(月) 00:04:44 ID:???

D 大広間


幻想郷の中でも、地底の中でも。 珍しい洋風の装いの地霊殿の中を、松山は目的の場所目指して歩いていた。

松山「大広間……確かに目立つし、一度宴席に参加したから迷わないで済むけど……」

平時に使ってる人なんているかなあと、自分で自分に突っ込み入れつつも松山は直感に従った。

松山「あった。 あの大扉……。錠かかってないな。 誰か使ってるのかな?」

もし、地霊殿に今日酒宴でも開く予定があってその最中なら、蓄積した経験と霊夢に忠告された通りに引き返そう。
何しろ、妖怪ひしめく館の中で松山だけが通常の人間という事実は以前と変わらぬのだから、と再度認識する。

松山「(よし……中に入ってみようか)」

足を踏み入れると、中にいたのはたった一人。
蓋を割った酒樽に背をもたれさせて、広間の一角を占拠して、遠慮なしにぐびぐび呑み続けてる鬼っ娘だった。

萃香「ごくごくっ、っはぁ〜地底の酒はやっぱ馴染むねぇ〜」

練習を終えたその足で、ふらふらと酒の香りにひかれてきたのが一目瞭然の萃香に、松山は声をかける。

松山「萃香さんだったのか。(しかし好き勝手に、多分客用の酒呑んじゃって大丈夫なのか?)」
萃香「ん。 お〜、こりゃ願ってもない! ほらほら突っ立ってないでこっちおいで!
    なんか久しぶりだしさ〜。 顔見てなかった間の光の話でも、酒の肴にさせとくれ!」

相伴役を期待して手招きしてくる萃香に苦笑しながら、松山が近寄ると酒の匂いがツンと鼻を刺激する。

松山「(たしかに萃香さんと、面と向かって話すの久しぶりだな。 何か興じさせられる話でもあったかな?)」



0ch BBS 2007-01-24